欧州Microkelvinプラットフォーム

欧州Microkelvinプラットフォーム（EMP）は、Horizon 2020の助成を受けたコンソーシアムで学術機関や産業界からなる、17機関のパートナーで構成されています。

EMPは、極低温と個別専門知識の包括的な枠組みを提供し、欧州全域のユーザーがmKおよびµK領域で新しい現象を研究し、それによって新しい知識、アプリケーション、商業的機会を生み出すことを目的としています。EMPは、量子材料、ナノサイエンス、量子テクノロジーの相互関連分野を推進するための極低温物理学の利点に特に重点を置いています。

オックスフォード・インストゥルメンツ社ナノサイエンスは、EMPの主要メンバーとして、新しい量子技術のための極低温環境とプラットフォームに関する専門知識を共有しています。

当社の希釈冷凍機、クライオスタット、マグネットは、スロバキア、コシツェのスロバキア科学アカデミーにあるトップローディング希釈冷凍機とTriton200希釈冷凍機、ロンドン低温研究所、ロイヤルホロウェイ大学の1 mK以下の領域で働く核磁気冷凍機としてカスタマイズした3台の湿式希釈冷凍機とTriton200を含むメンバー機関中の研究室で見つけることが出来ます。​

ロイヤルホロウェイ大学とナノサイエンスによる欧州マイクロケルビンプラットフォームの一環として、無冷媒希釈冷凍機Triton200用の概念実証核消磁ステージを開発しました。 これは1mK以下を必要とする実験用の基礎を形成するものです。

このプロジェクトの一環として、弊社は、マグネット、カスタマイズされたM/Cプレート、カスタマイズされたM/Cシールドを設計・提供しました。

このプロジェクトに関する情報は、概念実証の消磁ステージの論文をご覧ください。

EMPの詳細については、プロジェクトのウェブサイトをご覧ください。​