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By Matt Martin, Managing Director
インドにおける量子産業の成長を認識し、ムンバイにあるオックスフォード・インストゥルメンツ・ナノサイエンスの現地チームを増員することになりました。インドでは過去10年間、学術的にも商業的にも量子研究開発が急成長しており、私たちはお客様の要望に応えるため専門家による販売チームとエンジニアチームを増強しています
インドでは量子研究の環境が急速に発展しています。インド科学研究所(IISc)、タタ基礎研究所(TIFR)、インド工科大学などの著名な学術機関が、量子研究ラボやセンターを設立しています。私たちは、これらの大学やコミュニティの活動を支援できることを誇りに思っています。
世界的な研究機関や多国籍企業との協力関係は、知識交換、最先端技術へのアクセス、共同研究プロジェクトを促進してきました。こうした協力関係は、インドの量子力学的能力に貢献するだけでなく、インドをイノベーションの国際的なハブとして位置づけることを目的としています。
弊社ではすでに10年以上にわたってインドで販売活動を行っておりますが、このタイミングで組織をさらに発展させ、グループとして多くのお客様と共に活動できることは大変喜ばしい事です。
直近では、デリーのインド工科大学で開催された対面およびオンラインワークショップに参加しました。私たちは、オックスフォード・インストゥルメンツ・グループ全体からの講演者とともに、私たちが提供する量子セグメント全体をカバーし、また外部の講演者とともに、インドおよび世界における量子産業の可能性について議論しました。
弊社はグループとして、私たちはお客様に包括的な量子ソリューションを提供しています: オックスフォード・インストゥルメンツ・プラズマ・テクノロジーは、量子デバイスを準備するための製造装置を提供し、ナノサイエンスでは、量子を操作するための環境を考案し、アンドール・テクノロジーは、量子光学などの測定ツールを提供し、オックスフォード・インストゥルメンツの材料分析グループは、サンプル材料を理解するための特性評価ツールを提供しています。
オックスフォード・インストゥルメンツの材料分析グループは、ムンバイのオフィス、そして全国各地のフィールドセールス、アプリケーションサイエンティスト、サービスエンジニアによって代表されています。このグループは、ナノスケールレベルまでの材料の分析と特性評価のための最新技術を提供しています。原子間力顕微鏡(AFM)を用いた表面やナノ構造の高分解能特性評価、電子顕微鏡用のEDX、EBSD、WDS、BEX検出器を用いた組成や構造の特性評価、ラマンイメージング顕微鏡を用いた2Dおよび3Dの化学特性評価、分子構造の同定や反応ダイナミクスのモニターに使用される核磁気共鳴(NMR)などがあります。
先月、インド科学研究所の Arindam Ghosh教授を英国工場でお迎えする機会に恵まれました。当社のエンジニアたちは、 Arindamの最新の研究についてプレゼンテーションを受けました。お客様の特別なニーズ、特に過去の科学賞受賞者をサポートし続けることができるのは、私たちにとって素晴らしいことです。 Arindamは、ナノサイエンスへの卓越した貢献により、2015年にオックスフォード・インストゥルメンツ・インディア科学賞を受賞しました。
インド科学研究所での研究を10年近くサポートしてきたことを誇りに思うと同時に、インドでの次の展開に期待しています。この成長に貢献してくれた同僚のLiang Zhu とMandar Kumthekarに特に感謝します。